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ーーー本編は以下から

事業と陣取りゲームは似ている。

いや、元々陣取りゲームは戦から派生しているし、事業も武具を使用しない戦の様なものなので、そのままなのかもしれないが。

人は噂話が好きだ。

沈黙は金という言葉があるが、それをまかり通せるのは一部の賢明な方のみだろう。

人間である以上、感情はつきもので、そのベクトルは自身のみならず他者にも向く。

ごく当たり前といえば、当たり前のもの。

陣取りゲーム、例えばオセロを例に挙げよう。

どちらの色でも良い。

いずれにしても、二種類しかないその色を、実社会での味方・敵と分ける事にする。

オセロは、四隅を取る事がゲームに勝利する為の最大のコツと呼ばれている。

これは事業、実世界でも同じで、どの業界でも、どの地域でも、その世代世代でキーマンという人が居る。

項羽と劉邦の話では無いが、結論から言うと、そのキーマンを抑える事が成功の鍵。

その他大勢はどうでも良いのだ。

例え、その他大勢が自分の事を悪く思っていても、キーマンさえ押さえて、味方にしてしまえば色を変えてしまう事になるからだ。

人は殆どの場合、組織に属している。

組織には、強かれ弱かれ同調圧力なるものが働いている。

神の見えざる手、アダムスミスでは無いし、理論の内容こそ違うが、見えざる手は確かに存在する。

空気を読む、顔を立てる、という目に見えないものこそ、物事の成否を決める本質だと思う。

物事には呼吸があり、その呼吸に合わせる事で、自分の流れを作れる、もしくは、既にある流れの中で自分の陣地、聖域を確保出来る。

最後は少し哲学的な話になったが、最初に戻ると、事業とオセロはそっくりだ、という話であった。

次回は事業と将棋について語ってみたいと思う。