バーでの寝泊まりも3日目になっていた。

さすがにもうこれ以上居候するのは気が引けた。

何より財布の中にはもう500円も無かった。

贅沢をすれば100円マックを5つ買えるが、さすがにそれは無謀に思えた。

俺は、近くのコンビニでうまい棒を10個購入して、朝昼晩に分けて食べる事にした。

そしてその晩、俺はマスターにある提案をした。

「店にお客を連れてきて、シャンパンをおろさせたらバックをくれないか」

マスターの承諾を得た俺は、早速1人の女性に連絡を取った。

それは、京都に置いて来た懇意にしていた女性だった。

「どうしたの?連絡取れなかったから心配してた」

彼女はすぐ電話に出た。

俺は一時期、彼女の引越や新居の手配、仕事の斡旋などの世話をしていた事もあり、信頼関係を得ていた。

「悪い、実は俺今名古屋にいてさ。急で悪いんだけど、お前、今晩新幹線に乗って名古屋これへんか?」

俺の急過ぎる提案に一瞬戸惑いながらも、彼女は名古屋に来る事になった。

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