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起業コラム 第1回
起業コラム 第2回
起業コラム 第3回
起業コラム 第4回
起業コラム 第5回
起業コラム 第6回
起業コラム 第7回
起業コラム 第8回
起業コラム 第9回
起業コラム 第10回
起業コラム 第11回

ーーー本編は以下から

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「どうケジメとるんじゃ貴様あ!」

「謝るってどういう事か分かっとるんか!?」

「形で示さんかい!!」

関西の地方都市にある、とある飲食店の一角を恰幅のよい男たちが取り囲んでいた。

とてもカタギには見えない。

そして、その怒りの矛先。

その真ん中にいたのが、当時の俺だった。

キッカケは、ちょっとした相談事。

それを、知人から持ちかけられた。

俺は、あくまで善意のつもりで、彼等にある提案をしたまでだった。

まさか、こんな事になるとは。

飲食店を出た俺は黒塗りの国産車に乗せられ、人気の無い山奥の寂れたカラオケボックスに”軟禁”されることとなる。

そして、その時、大切な、とても大切な親族を1人、失いかけることとなった。

いや、失ったも同然。

俺のせいで。

どういう経緯があるにせよ、偶然にせよ、

俺は、人1人の命を奪いかけたことに変わりはなかった。

「俺なんか、幸せになる資格なんてない」

「俺なんか、死んでしまった方が世間の為だ」

俺なんか、

おれなんか

おれ・・・。

ッ!!

—–

いつも魘されて起きる時は、決まってこの内容だった。

もちろん、これは事実であり、

こんな状況に陥った直接の原因にもなる出来事だった。

俺が極度の人間不信や、今現在このテの人間を嗅ぎ分ける嗅覚が以上に発達したのもこの時の経験が大い影響しているだろう。

「りょうちゃん、大丈夫か!?すごく魘されてたけど・・・。」

タクヤが心配そうに、顔を覗かせてきた。