前回までの話↓↓

第1話 脱サラ直後の話①

第2話 脱サラ直後の話②

第3話 脱サラ直後の話③

第4話 脱サラ直後の話④

第5話 脱サラ直後の話⑤

第6話 脱サラ直後の話⑥

第7話 脱サラ直後の話⑦

第8話 脱サラ直後の話⑧

第9話 脱サラ直後の話⑨

第10話 タツヤという男①

第11話 タツヤという男②

第12話 タツヤという男③

第13話 新居はいわくつき物件①

第14話 新居はいわくつき物件②

第15話 ビジネスの種①

以下、本編。

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ビジネスは、常に今身の回りに有るもので作る。

 

そうだ、その通りだ。

俺には、10年近いキャリアと実際に実績として結果に残した営業力が有る。

それ自体が、コンテンツだ。

つまり、営業力をノウハウとしてコンテンツ化して”営業力を上げる必要がある対象”に売れば良いのだ。

 

そうだ、それで行こう!

具体的には下記の対象に絞る。

・これから起業をしたいと考えている会社員もしくはフリーター

・売上を伸ばしたいと考えている個人事業主

・同じく売上を伸ばしたいと考えている零細企業経営者

何れにしても、自信でビジネスを既に所有している人、これから所有する人に営業力の教養は必須だ。

何故ならビジネスを起こし、軌道に乗せるには売上が要る、つまり売上を作る力=営業力が要る。

そうと決まれば、次にする事は決まっていた。

契約書の作成、だ。

個人に対し営業をかける以上、特定商取引法(以下、特商法)に係る契約書面を作る必要がある。

だが、これもある意味楽勝だった。

何故ならサラリーマン時代、自分自身もしくは部下が見込み客に直接販売する直販以外にも、

下請け、代理店を新規開拓して商品を代理販売させる代販も担当していたからだ。

そして、下請けや代理店に渡す顧客との契約書の雛形も自分自身で作っていた。

そのノウハウがそのまま使えたのだ。

その当時パソコンが無かった俺は、電車に乗って名古屋に行き、漫画喫茶に籠って契約書を作成した。

その契約書を顧問料月5万で売り、クライアントには週に1回1時間の営業コンサルを付けた。

コンサルタントの業界からするとかなり割安な金額だが、当時は右も左も分からない状態。

それが格安だろうが、とにかく一人でも多く顧客を開拓する必要があった。

顧客を開拓する為に必要なアタックリストは、SNSを駆使して集めた。

インターネット代以外、全て無料。

そのインターネットも、スマホで使用した。

つまり、スマホ1台あればアタックリストを集める事が出来たのだ。

ここには、一応SNS上でリストを集めるノウハウがあるのだが、これはある事情から既にやり方を知っていた。

その経緯は割愛させていただくが、とにかく俺はほぼ元手をかけずアタックリストを手に入れる事に成功した。

後はローラ作戦に出て、アタックするだけだった。

ここから、俺の怒涛の復活劇が始まった。

 

続く。