ビジネスに於いて人脈は多ければ多い方が良い、は間違いだと思う。
何故なら、ビジネスを成功させるには相手との関係値を高めることが必須であり、
関係値を高める為の王道は、より濃い時間を何度も共有することだからだ。
人間が使える時間は最大で1日24時間。
1年も365日と限られている以上、人脈を限りなく拡げていけば1人に対して使える時間は当然減っていく。
いわゆる広く浅くという関係になるわけだが、売り切りの低価格な商品ならまだしも、
ちゃんとした顧客づくりをした上で、高単価の商品を業として続けるなら広く浅い人脈はオススメできない。
前述した通り、関係値を築きにくいからだ。
これは極端な例だとしても、
私は人の断捨離に於いては徹底している。
相手が誰であろうと、私からの誘いを2回連続で断った人間には原則2度と連絡をしない。
これは公私ともに、だ。
例外として3回目があったとしよう。
そして万が一その3回目も相手が誘いを断った場合、完全に人間関係を断つ。
SNSも全てブロック、電話も着信拒否にする。
これはクライアントに対しても同様、私の助言を3回連続で忠実に実行しなければ契約を破棄する。
私の人生には不要と考えるからだ。
お互いに必要な存在であれば、連続で断るなど失礼なことはしない。
少なくても、合わせる努力をするはず。
それすら見受けられない相手に、そもそも情けも不要なのだ。
そして今では、ほぼ限られた人間しか公私ともに付き合っていない。
それでも会社としては回っているのだから、私はそれで充分。
不要な人脈は時間泥棒でしかない。
読者諸氏も是非、人の断捨離を決行してみてはどうか。
案外、捨てるという感覚は快感を伴うものだと気付けるのではないだろうか。