自社ホームページのアクセス解析をしている方も多いと思うので、私なりの考え方を書いておこうと思う。
まず、私がアクセス解析の際に留意している点としては、
①セッション数(そもそもの母数)
②平均滞在時間
③直帰率
④参照元
⑤コンバージョン率
の5つが挙げられる。
まず①だが、当然ながら自社ホームページを訪れてくれる人は多ければ多いほど良い。
ホームページを実店舗として置き換えると、お店を訪れてくれる人がいなければまず商品は売れないからだ。
ここを増やすには色々な方法があるが、大事にしたいのはオーガニックでの検索順位を上げるSEO対策だろう。
SEO対策と呼ばれるものの大半は内部対策で事足りるので、常日頃の自社媒体に対する姿勢が一番結果に現れてくる。
検索エンジンやSNSの成果報酬型広告も効果は得られるが、検索順位を上げる為には常に広告費を出し続けなければならない為、
短期的な結果を求める手段としては良いが、中長期で考えるとオーガニックでの検索順位を上げるSEO対策をコツコツしていた方が良いと私は考える。
また、これは⑤にも関わる事だが、短期的な結果を得る為だけであればSNSでの投稿も効果がある。
実店舗に置き換えれば、何かある度にビラ配りをしたり、交通広告を打ったりして集客をするよりも、
宣伝を何もしなくても、自然とお客さんが入ってくるお店作りをする方が大切だということだ。
さて、続いて②についてだが、
引き続き、実店舗に置き換えて見てみよう。
せっかくあなたのお店にお客さんが入ってくれても、商品をゆっくり見る事もせず、すぐ店を出てしまっては意味がない。
ある統計に、お客さんの滞在時間とそのお店の売り上げは正比例するというものがある。
お客さんをどれだけ集めるかと同じくらい、どれだけ長くお客さんを滞在させられるかが大事という事だ。
滞在時間が増えれば、その分、商品がお客さんの目に届く時間や機会も増えて購買チャンスが生まれやすくなる。
これが実店舗なら、店内の掲示物や導線の確保が大切になってくるがこれはホームページ上でも同じ事が言える。
掲載している内容が、お客さんが求めている情報とどれだけマッチするか。
つまり、役に立つ情報が載っているかどうか。
もしくは、興味をそそる内容があるのかどうか。
これにはブログも一つの有効な手段と言えるだろう。
特にシリーズモノは続きが気になりついつい検索してしまうなど、長時間滞在のファンやリピーターを獲得し易くなる。
ただし、ブログも記載している自社コンテンツと親和性があるものじゃないとコンバージョンには繋がらないので注意が必要だ。
次に、③についてだが、これは②とほぼ同じ内容にはなるので、少し割愛したい。
要するに、お店(ホームページ)に入ってどれだけ早く出て行ったか、を図る基準だ。
勿論、これは低ければ低い方が良い。
次に④の参照元であるが、この参照元としてベストなのは検索エンジンからのオーガニックからの流入だ。
理由は①に述べたものと重複するので省くが、一つ留意点があるので加筆だけしておく。
当記事を読んでいる方の中にはSNSでの集客にも力を入れている方も多いと思う。
それ自体はどんどんやったら良いと思うし、私自身も勿論SNSを活用しているが、
参照元がSNSの”コンバージョン率”については、アクセス解析はほぼ参考にならないとだけ書いておこう。
理由は、SNSはそもそも知り合い同士が繋がっている前提だかだ。
記事を読んで気になったら、わざわざ問い合わせフォームなど使わなくても、メッセージアプリで本人に直接連絡をしたら良いからである。
よって、ここでの数値はそこまで参考にしなくても良いと私は考えている。
因みにハードに着目した統計として、SNSからの流入はPCについては午前/午後ともに平均が取れているが、
モバイルについては圧倒的にお昼と深夜のアクセスお多いという事だ。
これは何時ころに投稿したら一番集客効果が出るか?の判断材料になる。
セオリーとしては、11時半〜13時頃及び22時以降が流入の母数が多いという統計がある。
考えられる理由としては、お昼休憩でスマホを構ったり、
自宅に帰って夕食を取り、お風呂に入った後、自室で寛ぎながらスマホを構う人が多いからだろう。
是非参考にしてもらいたい。
最後に⑤だが、これが一番大切な理由は言うまでもない。
コンバージョン=目標達成だからである。
実店舗やホームページの目的とは何か?決まっている、商品が売れるかどうか、つまり問い合わせが増えるかどうかなのだ。
コンバージョン率を上げる為に、①〜④の対策をしっかり取ってもらいたい。
短期的な結果であれば、求める属性をリスト化したSNSのタイムラインに宣伝効果のある投稿を投げる事で即問い合わせに繋がることもある。
ただ、長い目で見たらやはりSEO対策だろう。
以上、本日はあくまでホームページ集客についてごくごく”当たり前”の内容を書いたが、
より具体的な内容を知りたい方は是非一度ご連絡いただければと思う。
これを読んでいる皆さんのビジネスでのご健勝を常に祈っている。