おはよう御座います。
さて、昨晩からBCHの急騰と併せて話題になっているのはBTCの下落です。
これをどう見るか…?
まず、先日の中国ICO規制の際に見せた暴落と今回では下落の意味が違うと思ってます。
むしろ先日の暴落でも最終的には買い支えが働き、その反発たるや回復どころか僅か1、2ヶ月で最高値まで更新しました。
今回はおそらく、他の仮想通貨にBTC短期ホルダーが流出しているだけ、と捉えています。
元々、BTCホルダーに中国人が多かったのはキプロスショックの際、フライトカレンシーとして、
ロシアのルーブルがBTCに流れた事に便乗した、中国人富裕層が多かった事がその一つに挙げられます。
両国とも国や中央銀行に価値が担保された自国の法定通貨よりも、中央銀行の無い無国籍通貨であるBTCを信用したという事でしょう。
つまり、その根底として法定通貨の発行母体である自国に対する信用、政治不安が外貨や仮想通貨への流出、資産隠しにつながるという事実があります。
また、当時は、前述の理由に加え電気代の安さからマイナーが集まったのも中国が最大のBTC保有国である理由でしたが、
今は日本やアメリカを始め他の先進国も台頭して来ていますので、ちゃんとした買い支えがあります。
それに、BTCに関してはATMが設置されたり、実際の社会生活の決済に利用できるなど、
既に、投機対象の金融商品としてだけではなく、通貨として認められ始めています。
そして、その価値が下がりにくい理由として発行上限が決まっており、希少性があるという点も挙げられます。
BTCは発行枚数上限を2,100万BTCとしており、現時点で1,500BTC以上が流通しています。
希少性が高い仮想通貨という意味で、デジタルゴールドという別名もあるほどです。
これらの理由から、BTCが長期的な将来はともかく、短期的に早々無価値になる事はないでしょう。
ちなみに、私の中で一つの区切りは2020年だと思っています。
いずれにしても、私は中長期ホルダーなので暫くはほぼスルーして状況を見守っていく事にしています。
万が一、トレンドラインを割るような事があっても、です。
もちろん重大な欠陥や、そもそも仮想通貨の使用自体が違法、51%攻撃が始まる、などの致命的な規制が発表されたら話は別ですが…。
暫くは悪い意味のファクト集めをして、それが致命的かどうかをチェックしていくのと、
日々の出来高、取引量をチェックする作業に没頭します。
まあ、そもそも短期的な値動きでいちいち売り買い繰り返してたら手数料取られまくりですし、
そんな取引所だけを喜ばすような行為は、絶対したくないですから。笑
ところで取引所と言えば、ようやくコインチェックさんがBTCの手数料を0.02→0.002へ下げましたね…。
今までが高すぎましたから、「やっとかよ」っていう感じですが。汗
兎にも角にも、世間を席巻し始めた仮想通貨市場。
これから、更に注目が集まりそうですね。