起業家、経営者には大きく分けて3属性存在する。
抽象的な表現になるのだが、
1、プレイヤータイプ
2、プレイングマネジャータイプ
3、マネジャータイプ
ビジネスには馬力が大事であり、1馬力には限界がある。
馬力=プレイヤーとしての能力、簡単に言えば、売上を作る能力と定義し、
1⇒100
2⇒80
3⇒50
とすると、これらに×(かける)ことの馬力数によって全体の結果に差が出来る。
プレイヤーとしての能力は高く無いが、マネジメントスキルが優れているトップは、
上手く従業員のモチベーションをコントロールする事で、何馬力にでもレバレッジを効かせる事が出来る。
一方で、いくらプレイヤーとしての能力が高くても、1馬力では限界がある…。
と、世の中では言われているが、厳密に言う必ずしもそうとは限らない。
1馬力でも多馬力に結果で勝つ事は出来るのだ。
その為に必要なもの、それは、取り扱う商品の一言に尽きる。
つまり、商品自体がレバレッジの効く商品かどうか。
それが肝要なのである。
具体的には…。
客単価、売値が高いかどうか
利益率が高いかどうか
ここに注目してみるといい。
つまり、マネジメント能力に自信が無い人は無理にマネジャーになろうと思わず、
単純に、自分のプレイヤーとしての能力を活かして大物を狙えば良い。
一般的な会社の組織構造としては、プレイヤーで成績を残したら、プレイングマネジャーになり、
そのポジションで部下を率いて成績を残せたら、完全に現場を上がってマネジャーになるわけだけども、
勘違いしてはいけないのは、こと自営の世界に於いては、各々のポジションの優劣を簡単に決めつけては行けないという事だ。
結果的に売上を作る事が出来れば良いので、10人の部下が100万円ずつ売上れるようマネジメントするのも、自分一人で1000万作るのもどちらでも良いのだ。
むしろ、利益という点で考えたなら後者の方が人件費が一人分で済むので、利益に対するレバレッジ(馬力)が高いという事になる。
大事なのは、ポジションの優劣では無く、自分自身にはどのポジションが合っているか?
向き不向きで考えるという事が肝要なのである。
因に、管理人は1、2、3どれも経験しているが、最終的には1のポジションで活動していくのが一番性に合っていると気付いた。
これを読んでいる起業家の方も、無理な組織拡大を考える前に、本当に今以上に売上を上げる方法が組織拡大しかないのか?をじっくり考えてみてはいかがだろうか。
これからの時代の流れを言うのであれば、間違いなく組織は最小単位の方が良い。
時代の流れに即対応し、変化する事が出来るからだ。
その意味でも、無理な組織拡大は自身の首を絞める事にも繫がりかねない。
是非、ご一考いただければ幸いである。