この記事について、私論を少し展開したい。
結論から言うと、恐らくその会員の方達は”既に”資産1億は優に超えているだろう。
投稿を読んで、”こんな事なら私も全財産はたいて1年前に入会しておけば良かった”もしくは”よく有る博打の成功話か”と思うのであれば、それは早計もしくは軽卒な考えと諌言しなければならないだろう。
何故なら、そもそも投資に全財産をはたいては駄目だからだ。
一般的には資産の1/10、よほどファンダメンタルがしっかりした事案に積極投資するにしても1/5が限度だろう。
投資とは、余剰資金を使って初めてそう言える。
そもそも、投資の”資”とは”資産”の事。
生活に必要なお金や必要経費は、資産に含まれない。
つまり、1年前にその倶楽部へ入会した方は、少なくとも投資した470万円(当時レート)の5倍程度は現預金があった事になる。
よって、ビットコインに投資した470万(当時レート)を含めると、全体の資産は”現時点で”1億を既に超えているだろうと仮説が成り立つ。
記事でこの様な表現を使ったのは、こんな事すら想像が出来ない人たちに対するただのプロバガンダだろう。
最も、広告・記事というのは人の感情を刺激し、行動に移させる事を第一の目的としている訳であるし、
所謂情報弱者の目線で記事を書いた方が、コンバージョンや返品率は別として反響自体は良い。
そういう意味では、セオリーに則った至極全うな記事ではある。
しかしながら、この記事を読んで本当に気付かなければならないのは、
資産が無い人間が”俺にも一攫千金のチャンスがある”と思うのでは無く、
(そもそもそれはギャンブルなのだが)
冷静にその背景に想像力を膨らませ、投資で成功する為の条件として、
”470万という額を投資しても、日々の生活はもちろん、万が一そのお金が全部無くなったとしても、全く困らない資産形成をしっかりしておく必要がある”
という点である。
不動産や証券など、ある程度の資産をちゃんと形成している人でなければ、
思い切った投資も、夢の様な投資リターンを得る事は出来ない事を、まずは理解した方が良い。
投資した事で日々を節約しなければならない人は、投資する側にはまだ立っていないという事であろう…。
因に、私が仮想通貨で使っている取引所はこちら。
売買時の手数料は少し高めですが、取り扱いアルトコインは豊富です。
仮想通貨取引、始められても良いとは思いますが、前述した通り、あくまで余剰資金で投資してください。
ギャンブルと、投資は全くの別物、その事だけはくれぐれも忘れる事無きようお願いします。