2017年度の日本人男性の平均年収は521万円だそうです。
勿論、額面上ですのでここから更に色々引かれます。
一体、我々日本男児は年にいくら自分の為に使えるのでしょうか??
それを見ていこうと思います。
〔事例〕
地方政令都市在住、一人暮らし、優良企業勤務、独身男性、30歳、年収521万円の場合です。
先に言っときます、愕然としますよ。笑
…。
はい、では早速いってみましょう。
念の為に言っておきますが、年収はボーナスも含みです。
まず、所得税ですね。
ご存知の通り、日本の税法では年収によって税率が違います。
年収が…
①195万円以下
5%/控除額0円
②195万円超、330万円以下
10%/控除額97,500円
③330万円超695万円以下
20%/控除額427,500円
④695万円超900万円以下
23%/控除額636,000円
⑤900万円超1,800万円以下
33%/控除額1,536,000円
⑥1,800万円超4,000万円以下
40%/控除額2,796,000円
⑦4,000万円超
45%/控除額4,796,000円
※平成27年度以降
となります。
控除、とは所得税から引かれる金額の事ですね。
この男性は年収521万円ですので、③の部類に入りますね。
③の所得税率は20%です。
よって、
521万円×20%=142万円が税額(総額)となります。
ここから控除額の42万7千5百円を引くと…。
992,500円が実際に支払う所得税額になりますね。
さて、勿論引かれるのはこれだけではありません。
所得税は国税の部類に入って、国に収める税金です。
そう、あなたが住んでいる都道府県と市町村に支払う税金が別途かかるのです。
いわゆる住民税と呼ばれるものですね。
住民税は県民税6%と市民税4%に分けれていますので…。
合計10%が更に所得から引かれます。
すると、
5,210,000円-992,500円-521,000円=3,696,500円となります。
あちゃ、なんと。
既にここまでで、521万円が370万円弱になってしまいました。
まだ家賃の支払いやお買い物も何もしていない状態で、です。
勿論、引かれるのは国税、市県民税だけではありません。
そう、
納税と同じく国民の義務となっている保険料と年金です。
では、実際いくら引かれるのかみてみましょう。
平成30年1月26日厚生労働省は、平成30年度(平成30年4月~平成31年3月まで)の国民年金保険料を月額16,340円(前年度▲150円)とする発表を行いました。
また平成31年度については16,410円(前年度+70円)となります。
わお…、結構な金額ですね。汗
我々自営業は赤字の年度もあるので、収入が0の時もあります。
そんな時、この金額は重たいですね…。
年間で見ると、
16,410円×12ヶ月=196,920円となります。
更に、保険料がありますね。
こちらの目安を参考にすると。
年収521万円の方でしたら…
年間で408,083円。
わわわわ…。
かなりギョッとする金額です。汗
と、いうことは。
3,696,500円-196,920円-408,083円=3,091,497円
なんと!
国民の義務だけで、521万円が300万円になってしまいましたね。
なんてこった。
が、しかし。
これで終わりではありませんよ?
現実は厳しいですから。
ここから更に。
・家賃
・通信費(携帯代)
・水道光熱費
・生活費(食費)
がかかります。
ここでは家賃を仮に8万円/月、通信費を2万円/月、水道光熱費を1万5千円/月、生活費(食費込み)を9万円/月としましょう。
そうすると年間でいくらになるでしょうか?
家賃=96万円
通信費=24万円
水道光熱費=18万円
生活費=108万円
全て足すと…。
合計246万円となります。
よって、全て差し引きすると。
3,091,497円-2,460,000円=631,479円
なんと!ある程度の都市の中心部で贅沢をしなかったとしても、
年間に自由に使えるお金は631,429円しかありあせん!!
ここから交際費や学費、趣味に充てる費用の捻出、そして何より貯蓄をしないといけないという事になります。
ぶっちゃけ、こんな状態でお金貯めれるんですかね??
日本国、今後すごーく不安です。
国民が潤っていないのに、国が潤うんですかね??
自営業なんて、もっと酷いもんですよ。
安定した収入が入る保証などどこにもありませんからね。
この問題を解決する為には、稼ぐ…しかありませんが。
何も副業やビジネスの経験が無い方がいきなり明日から稼ごうと思っても、そんなの難しいです。
今回は問題提起をしたく思い、こんな内容の記事を書いてみましたが。
これは他人事(ひとごと)ではありませんよ。
何が言いたかというと、
これからの時代、
一人一人が危機感を持たないと生きていけないですよ!という話です。
目ん玉に力入れて生きていくしかありませんね。汗
この記事を読んで、少しでも不安に思った方。
大丈夫です。
私なんて全財産4,000円からいきなり起業しましたからね。
最初なんて税金どころか、保険料も全く払えませんでしたよ。
無収入でしたから…。
その当時の話はアメブロで展開していますのでお時間ある時にでも読んでみてください。
きっと、あまりの底辺さに勇気付けられる事でしょう。笑
さて、
そんな僕で宜しければ、起業や副業のご相談を承っております。
本業は法人さんに対する集客・営業のコンサルティングですので、起業相談は年間数件しか受けれませんが…。
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では。