こうやってPCを開いていると、会社を辞めて路頭に迷っていた頃を思い出す。
残された僅かなプライドが、自分に再就職を許さなかった。
”人に雇われるくらいなら、死んだ方がマシ…”
酔狂とも取れるこの信条だけが、当時の自分の原動力だった。
東証一部上場企業で営業として実績を残し、若くして課長職となり複数の拠点と部下を纏める立場に居た”当時”の自分。
元々ハングリー精神と功名心が人一倍強かった為か、その”梯子を外され後”となってもプライドだけは残っていた。
今思えば、過去の栄光に縋った”滑稽そのもの”だったが、
何もかもを失った当時の自分は、”それ”だけが”自分が自分である為のアイデンテティー”だったのかもしれない…。
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